やっちまった!30代地方公務員から民間企業に転職して失敗したと感じたこと5選

公務員から転職して失敗したと思ったこと

どうも、元地方公務員のさたぼです。

私は10年勤めた地方公務員を辞めて転職しました。

転職してみて半年経ちましたが、「やっちまったな!」と思うことがジワジワと出てきました。

世の中には転職の成功談であふれていますが、「何もかもうまくいったぞジョジョ!」っていう人はそんなに多くありません。

「転職で、もっと〇〇すればよかった。」

そんなふうに後悔しながらも、

【転職してよかったこと>転職して悪かったこと】

といった図式が成り立つからこそ、後悔していないと感じている方がほとんどだと思います。

この記事では、転職して後悔しないために、私が転職して失敗したと思ったことについて、5つ紹介します。

成功体験は、その人だけのものです。

成功をした方法を、別の人が実践して、必ずしも成功できるとは限りません。

ですが、失敗した方法は、別の人が実践すれば、同じように失敗する可能性はとても高いです。

私の失敗談を反面教師に、よりよい転職をするための糧にしていただければと思います。

30代地方公務員から民間企業に転職して失敗したと感じたこと5選

それでは、私が転職して失敗したと感じた5つのことについて紹介したいと思います。

30代の私が地方公務員から転職して失敗したと感じた5つのこと
  1. もっと人生の目的に合わせた転職をすればよかった
  2. 目的を持ったうえで、仕事か副業の勉強をして転職すればよかった
  3. 求人企業との給与交渉にしっかり取り組めばよかった
  4. 転職前にお金を無駄遣いしなければよかった
  5. もっと早く転職すればよかった

次女
次女

多くない?本当に転職を後悔してないの~?

さたぼ
さたぼ

以前の生活に戻ることを考えるとゾッとするので、後悔はないです。

それでは、私の失敗談を一つづつ紹介したいと思います。

失敗談①:もっと人生の目的に合わせた転職をすればよかった

時間を仕事に9時間持っていかれた

転職をするなら、自分の人生の目的に合った転職することをオススメします。

もし、人生の目的とは何の関係もない仕事に転職した場合、本業とは別の何かを成し遂げるためには、本業の人の何倍も努力しないといけないからです。

長女
長女

仕事はお金のためって割り切るものじゃないの?

私も含めて、仕事と好きなことを切り分けて考えている方が大半だと思います。

並大抵のことでは、好きなことを仕事になんてできないですもんね。

ですが、そうやって普通に転職した場合、週5日、1日のうち9時間程は仕事に持っていかれます

それだけではなく、食事、風呂、通勤など、日々の雑事をこなしていくうちに時間はどんどん失われていきます。

もし、人生において仕事以外の何かを成し遂げたいと考えているのならば、仕事で失われる時間はあまりにも大きいです。

私の場合、「仕事はお金のため。また、技術を学び将来食いっぱぐれないための保険である!」と割り切り、仕事以外の時間で副業に取組み、軌道に乗ったら、仕事はさっさと辞めて独立してしまおうと考えました。

そのため、仕事を以下の条件で探し、転職しました。

①時間が手に入る仕事

②将来性のある業界の仕事

この、①と②の二つを追い求めた結果、①と②どちらも中途半端になったことが私の失敗です

将来性のあるIT業界に転職した結果、仕事時間とは別に自ら積極的に学ぶ必要性が出てきました。

しかも、IT業界の仕事と私がやりたいことは、ほぼ関連がありません。

そうなると、勉強が必要なことはある程度覚悟していたにも関わらず、どうしても仕事を学ぶことが、自分の人生にとって無駄であるかのように思えてきました。

〇食いっぱぐれる可能性は高まるが、残業はなく学習も不要な仕事

〇やりたい事に繋がるスキルを手に入れることができる仕事

自分の人生を賭けて戦うために、この2つのどちらかを選べなかったことは失敗だったと感じています。

「仕事の勉強を日々どの程度行うか?どの程度まで抑えるか?」

「いっそ仕事を辞めてしまうか?」

などという新たな葛藤と戦うことになってしまいました。

長女
長女

貯金あるんでしょ?いっそ仕事辞めちゃうのはどうかな

さたぼ
さたぼ

それはそれで、簡単には選択できないです……。

何の目星も見いだせないまま、計画性なく独立するのは、他人も自分も説得できません。

もし、独立という選択肢を選ぶなら、公務員の仕事をしながら、何らかの成果を上げ、計画性を立てたうえで挑戦することが必要だと思います。

その話については、失敗談②に続きます。

失敗談②:目的を持って仕事か副業の勉強をして転職をすればよかった

転職するなら転職先の業界の知識があった方がいいと感じています。

また、副業をされる場合も、どういった副業に力を注ぐか、目星がつくところまで実践しておいた方がいいと思います。

その方が転職後にずっと効率よく、仕事や副業に取り組むことができるからです。

私の場合、公務員の仕事の中でIT業務をある程度経験していましたが、実績とは見てもらえず、未経験でもできる仕事があてがわれました。

未経験でもできるような仕事を繰り返しても、食いっぱぐれないスキルにはなかなかたどり着けません。

どこかでレベルを1段階、自力であげないと、プログラミングのような仕事に取り組むことができないのです。

この、「自力で」が超しんどい。

分かんないことがあっても、プログラミングの答えなんて、分かりやすくネット上に落ちていません。

もし、就職する前に集中的に学習して、自力で一つのプログラムを組めるレベルを達成していたら?

プログラムを組む仕事に配属される確率が上がり、仕事でのスキルアップの効率は格段にあがっていたと思います。

長女
長女

そんなこと言っても、結局は自分で勉強する時間も必要になるんじゃない?

必要にはなると思いますが、効率が全く違います。

プログラム作成が仕事になるのですから、当然プログラムの技術は磨かれますし、目的のプログラムを組むために資料を参照したり、ネットで調べたり、目的達成のために仕事の中で学習することも可能となるのです。

自分の力で生きていく力をつけたいと考えているのであれば、効率よく成長するための下地をつくっておけばその後の成長スピードが段違いだと思います

次女
次女

あなたにとっちゃ仕事は保険だったわけでしょ。じゃあそっちに力を使うのもったいなくない?

さたぼ
さたぼ

私はどちらかといえば、公務員の間に「副業で生活できること」を目指して勉強すればよかったと思っています。

長女
長女

あれ?公務員で副業は無理でしょ?

さたぼ
さたぼ

お金を目的としなければ方法はいくらでもあります。

〇ライティング業務で成功したいなら、広告なしでブログを書いてマーケティングや文書術を学ぶ。

〇動画制作をやりたいならyoutubeの広告なし投稿、ニコニコ動画投稿。

〇ウェブデザインをやりたいなら、HP作成。

そうやって反応を見ながら、人生をかけて自分のやりたいことや挑戦したいことを見極めていけばいいんです。

その結果次第では、それらを本業にする道も開けるかもしれません。

次女
次女

あれ、さたぼってニコニコ動画に投稿してなかったっけ?あれで挑戦してたんじゃないの?

さたぼ
さたぼ

動画投稿は、「私は何に喜びを感じるか?」、「趣味として好きなことをやれば満足できるか?」を確かめるために行っていました。

動画を投稿することで私は、「自分の作った作品を見てもらい反応をもらえることに大きな喜びを感じること」を知ることができました。

ここまでは良かったんです。

ここで止まってしまったことが、私の失敗でした。

どうすればより多くの人に喜んでもらえるか?

どうすれば、好きなことと生きることを結び付けることができるか?

そこを考えず、ダラダラと動画投稿を続けたことは失敗でした。

目的を定め、成長を意識して好きなことに取り組めていれば、今は違った景色を見ることができていたと思います。

失敗談③:給与交渉をちゃんとすればよかった

面接、特に条件面接を受けるときには、自分の値段を認識して「給与は〇〇円希望!」ということを明確にしておくことが重要です

私は明確にしていなかったがために、安く買いたたかれてしまいました……。

私が就職した企業の求人では、給与は「固定残業時間15時間込みで月給30万から」でした。

さたぼ
さたぼ

最低でも30万!?残業もなさそうだしこいつぁすげぇぜ!

私の求人に求める最低給与は25万。

30万もあれば、固定残業時間が15時間(15時間分は給与に含まれている)でも、十分おつりがきます。

さらに、面接で聞く限り、残業実績は平均10時間以下という好条件。

そんな中、二次面接まで終わった後に、「条件面接」があることが分かりました。

もし30万が保証されず、給与の希望を聞かれたらどうしよう……。

最低条件25万に固定残業時間の15時間を考慮したら、27万は欲しいな。

まぁでも求人に30万って書いてあったしきっと聞かれないでしょわはは。

そして、条件面接の日。

「給与はいくらを希望しますか?」

さたぼ
さたぼ

かなり序盤で聞かれたッ!?

しかも選択肢があるわけでもなく、全てこちらに委ねられている……。

ふん、だがこっちは聞かれるかもと予想していた!

言ってやるよ、27万欲しいとな!

さぁ、言えッ!言うんだッ!27万と言うのだ!

27万と言うぞォォ~~~っ に・・・に・・・・・・・・・・

さたぼ
さたぼ

25万いただければ……

次女
次女

うわぁ……

結果は以下の反応でした。

「ええ、25万でいいのかい?」

「へ?えは……、あ、はい……。」

「少し申し訳ないね。まぁ、仕事をこなせばちゃんと増やしていくから、頑張ってください。」

「は、はい……。」

さたぼ
さたぼ

申し訳ないってどういうこと?

安かったの?

申し訳ないならちょっと増やして?

ということで、給与はしっかり25万になりました。

悔しいので意地でも残業しないように頑張ってます。

企業を受けるときには、「自分の値段」を把握しておいたほうがいいです。

自力で考えるのは難しいと思うので、事前に転職エージェントに相談することをオススメします。

失敗談④:公務員時代にお金を無駄遣いしなければよかった

転職にあたって、お金はあればあるほどいいです。

裕福な生活を送るため、ではありません。

選択肢が広がるからです。

もちろん、お金が貯まるまで転職を先延ばしにはしない方がいいです。

大事なのは、公務員の仕事の忙しさを、無駄遣いで浪費しないことです。

「もし無駄遣いしていなければ、もう少しお金に余裕があったはずなのに。」

無駄遣いをしてしまえば、転職の時や転職後に、ボディブローのようにジワジワ効いてきます。

お金に余裕があれば、以下の自由度がアップします。

①将来の見通しが立てられる

②通勤時間を短縮できる

③食べ物を切り詰めすぎなくていい

④時短アイテム(食洗器、ロボット掃除機など)を買える。

⑤心に余裕ができる。

私の場合は実家暮らしで、特にお金を使う趣味もありません。

親にお金は入れていましたが、それでもお金はもっと貯まっているはずでした。

明らかに計算が合わない。

さたぼ
さたぼ

足りないッ……なぜ?……なぜ?

公務員だった当時、毎日深夜まで残業していた私は、日々ストレスが溜まっていました。

家に帰って寝たらまたすぐ仕事だ。

じゃあここに!今!溜まっているストレスを!

いったい私はどうすればいいんだよお!?

さたぼ
さたぼ

「なにか、ストレス解消できるものない?ないの?ねぇ?」と帰宅途中に首を周囲に回し続けました。

次女
次女

リ、リビングデッド……(生けるしかばね)

ですが、深夜に開いてる店なんてコンビニくらいです。

そこでなんとなく、ジュース、アイス、ポテチ、ダブルシュークリーム(←美味しい!)を買う……。

そしてそれを深夜に食べて、逆流する胃液。

なにか、違う……。

これではストレスを解消できている気がしない。

でも、他に何も思いつかない……。

そうやって、ストレス解消の手段を思いつかないまま、無駄遣いはさらに加速しました。

具体的には他にも以下の無駄遣いをしていました。

〇特に必要でもないのに、amazonのレビュー高評価商品を買いあさる

〇積みゲーだらけなのに、ゲームを買いまくる

〇行きたくもないのに飲み会の2次会、3次会のスナックやバーに付き合わされる

息抜きは必要です。

ただ、「無駄にお金を使ってしいまった。」

そう思ってしまうようなお金の使い方をすると、転職して後悔します。

公務員から転職したら給与も大抵減りますので、周りの公務員に付き合ってお金を無駄遣いするのはホント後悔します。

お金を使わないストレス解消法を見つけておくことが大事だと思います。

以下の本では、科学的に証明されたストレス解消法がいくつも紹介されているのでオススメです。

私は、今は呼吸をメインにストレス解消するようにしています。

1分間しっかり深呼吸するだけでも、ストレス解消効果はでかいですよ!

失敗談⑤:もっと早く転職すればよかった

やっぱりこれはどうしても考えてしまいます。

転職して本当にその仕事が向いているかどうかなんて、ある程度やってみないと分からないのが実際のところ。

早くから転職すれば、比較的容易に転職できるだけでなく、再転職も検討可能だからです。

もちろん、転職で失敗しても、次の転職ができないわけではありません。

ですが、確実に難易度は上がります。

実際に転職活動をしてみて、30代からの転職の大変さを強く実感しました。

求人を探していると、求めている条件にピタリと合う求人が出てきたりします。

さたぼ
さたぼ

こいつぁまさに私と出会うために出てきた求人に違いない!

そこで、思うのです。

万が一……第2志望に先に内定もらったら、後でここに内定もらっても逃すことになるかもしれない。

だから、第1志望だけ早めにエントリーして、他の求人は5日くらい遅らせてエントリーしよう。

次女
次女

さすがにそれは甘すぎるんじゃ……?

さたぼ
さたぼ

exactly(その通りでございます。)

結果は惨敗、エントリー3日後くらいにお祈りメール。

第2志望を遅らせたことで時間も無駄遣いしてしまいました。

その後、第3、第4、第5と志望順位が低いところも面接まで行けずお祈りメール。

見積もりの甘さを痛感しました。

30代後半なら、条件のいいところは戦いの場に上がる前に落とされてしまいます。

そこからは、欠点もあるけど、受かったら行ってもいいと思えるところに積極的にエントリー、そのうえで、不安なところは面接で確認し、行きたいと思えなくなったら候補から外すという戦略に変えました。

若い内であれば、まだ希望は通りやすかっただろうと思います。

IT企業は、優良企業だと思うとこはどこも、私の年齢よりも平均年齢が若かったのもきつかったです。

30代だからといって転職を諦める必要はありません。

このまま公務員で居続けることがイメージできないのであれば、転職すべきだと思います。

ただ、転職は早ければ早いほど有利であることは間違いありません。

遅くなればなるほど、より頑張らないといけないことは、認識しておく必要があると思います。

とはいえ、37歳の私でも20社強くらい応募して運よく3社面接まで行き、そのうち1社内定をもらいましたので、自分の目的を達成するための転職は30代でも十分可能だと思います。

まとめ 転職で失敗しないためにわたしの失敗体験を使ってやってください!

転職は、あなたの人生を今よりよいものにするための手段です。

転職を目的とせず、転職してあなたの「なりたい自分」を実現するためには、どうすればいいかを考えることが、失敗しないために重要だと思います。

それでは最後にこれまでの内容をまとめますね!

地方公務員から転職して失敗しないために必要だと思うこと

①転職を目的とするのではなく、人生の目的を叶える手段として転職を利用する

②事前に転職業界の学習をして、転職の幅を広げ、効率よくスキルアップするための準備をする

 副業をしたいという場合、どんな副業をするか目星をつけておき、副業と繋がることを本業にできれば、お金だけが目的じゃなくなり仕事と向き合いやすくなる。

③面接でこちらが安すぎる給与を提示した場合、それで決まってしまうため、事前にエージェントに聴くなどして、自分の値段を決め手おく。

④転職の選択肢や心の余裕を確保するため、お金を無駄遣いしないようにしておく。

⑤公務員で居続けることが想像できないなら、選択肢を広げ、失敗してもやり直せるようにできるだけ早めに転職する。

少しでも皆さんの転職の助けになれば幸いです。

さたぼ
さたぼ

ここまでご覧いただき、ありがとうございました!

長女
長女

ありがとね

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