どうも、さたぼです。
私は37歳で地方公務員から民間に転職しましたが、転職するまで「このまま公務員でいること」に違和感を感じ続けていました。
〇10年後も今の生き方を続ける?そんなの考えたくない……
〇だけど転職して失敗したくないから、踏み出せない……
こういった気持ちはとてもよく分かります!
私はそうやって10年悩み続けた末に、やっと転職できたからです。
でも、後悔しないために転職しないべきかどうか、迷い続けるのは時間の無駄です。
その理由について、まず説明したいと思います。
目次
30代で公務員からの転職を悩み続けている人が後悔から逃げられない理由とは?
「転職しなくても絶対に後悔するから」です。
今、もしあなたが転職するか迷い続け、時が流れもう無理だと感じて、転職を諦めてしまったとします。
そしたら、必ずこう思います。
長女(公務員)
30代の今も悩んでいるのなら、これは絶対です。
なぜなら、あなたは過去の自分の選択を後悔していませんか?
例えば、公務員になるという道に進んだ、過去の自分の選択です。
私の人生は後悔だらけでした。
・もっと自分のやりたい事と本気で向かい合うべきだった
・周りと同じように大学に行けば、幸せになれると思い込むべきではなかった
・大学卒業後に、無難に就職するべきではなかった
・ろくに調べもせず公務員が楽だ、自分は向いていると思ってなるべきではなかった
人は「周りに流されて決めたこと」や、「自分で決断できなかったこと」を、ひどく後悔します。
大事なことは自覚することです。
これまで後悔し続けてきた過去の一つになるかもしれない岐路に、今まさに立っていることを自覚する必要があります。
転職をすることは大きなリスクを賭けた冒険に思えるかもしれません。
でも転職しないこともまた、大きなリスクがある冒険であることに変わりはないんです。
長女(公務員)
約10年働いて苦しいと感じている仕事を、あと30年働き続ける決断をしようとしているからだね。
転職すれば後悔しないの?
私はこれまで、転職に後悔はしていないと言ってきました。
ですが、実は一つだけ、大きく後悔していることがあります。
30代の方であれば、転職すればほぼ確実にこの後悔をする可能性があります。それは……
さたぼ
この後悔からは、30代は逃れられません。
ただし、私は公務員での経験が無駄だとは全く思いません。
良い先輩達に恵まれ、多くの経験をさせていただき、働くことと真剣に向き合えるようになりました。
ただ、20代で転職すれば、もし失敗しても、次のチャレンジが比較的カンタンですし、専門分野も選びなおせる可能性があります。
しかし、30代はそうは行きません。
転職して合わないと思っても、簡単に次に行くことはできません。
37歳で転職した私としては、メンタリストDaiGoさんの以下の発言にとても納得してしまいました。
人生に遅いはありません。ただ、若い人より頑張らないといけないだけです。
メンタリストDaiGoさんの発言を引用
転職で後悔するのって遅かったってことだけ?じゃあさっさと転職した方がいいってことよね!?
長女
さたぼ
いえ、残念ながら転職自体を100%後悔しないとはいえません。
後悔するかもしれないし、しないかもしれない。
これは人によるとしか言えません。
転職して後悔するかは人による?どんな人が公務員から転職して後悔するのか?
なぜ人によって「後悔する人」と「後悔しない人」に分かれるのでしょうか。
それは「しっかり準備して転職した人」と、「準備せずに転職した人」の違いです。
つまり「準備不足」の人は後悔してしまうということです。
例えば「やりがいのある仕事」がしたい場合。
長女(公務員)
と思ったとしても、これだけだと
それだけじゃ分かんないよ。何をすればお姉はやりがいを感じるの?
次女
ってなってしまいます。
やりがいと一言で言っても、どこにやりがいを感じるかは人によって違うからです。
もし、ここが曖昧なまま、やりがいを求めて転職しても
長女(公務員)
と後悔してしまう可能性が高いです。
そうならないためにも、「私は、上から命令された仕事をただこなすのではなく、自分で裁量をもって取り組んだ仕事にやりがいを感じる。だから、裁量を与えられる仕事に転職したい。」
といったように、求めている内容を具体化する必要があります。
もちろん準備すべきは求めているものを具体化することだけではありません。
後悔しないためには、以下の3つについて、しっかり準備することが大事です。
- 自分が転職後にどうなりたいか、何を手に入れれば満足できるのかを理解していない。
- 自分にとって仕事で得意なこと、やりたくないことを理解していない。
- 転職先の企業で自分はどんなふうに仕事をすることになるのか、具体的なイメージができていない
それでは、一つづつ見ていきましょう!
①自分が転職後にどうなりたいか、何を手に入れれば満足できるのかを理解していない
転職したいということは、「今の公務員の仕事では手に入らない何かを転職後に手に入れたい。」
と考えていることになります。
転職で後悔しないためには以下を押さえておくことが大事です。
〇その欲しいものは公務員では本当に手に入れることができないのか。
〇欲しいものを手に入れることができる求人を探す。
私の場合は、時間を手に入れることが一番だったため、「時間」が手に入ることを必須条件として転職しました。
そして今、転職を後悔していない一番の理由は、「時間」を手に入れることができたからです。
なお、30代からの転職であれば、「あなたが絶対に欲しいもの」と「あった方がいいけどなくても我慢できるもの」を明確化しておく必要があります。
さたぼ
以下の記事では、あなたが転職先の仕事に求める価値観の見つけ方と、その優劣を明確にする方法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。

②自分にとって仕事で得意なこと、やりたくないことを理解していない。
転職を後悔しないためには、あなたが仕事の中で「何を得意と感じるか」、「やりたくないことをやらなくて済むか」の両方をしっかり理解しておく必要があります。
公務員の仕事の中で
「この仕事めんどくさいな……。」
「こういう仕事嫌いなんだよね。」
と思うやりたくない仕事はたくさんあると思います。
ですが、その逆で
「この仕事だけはやってて苦じゃないんだよなぁ。」
「この仕事ならあっという間に終わるな。」
といった得意な仕事もあるのではないでしょうか。
公務員からせっかく転職したのに、「やりたくないこと」ばかりやる仕事なら後悔してしまいますよね。
また、30代からの転職で得意なことを活かせない仕事だと、馴染むためにはかなりの苦労が必要です。
もし、これらを理解しないまま転職エージェントに仕事の紹介をお願いいした場合、得意ややりたくないことではなく、あなたが「できる仕事」を紹介されてしまいます。
例えば、私の場合「コールセンター」の仕事を紹介されました。
公務員で電話対応経験が豊富だったし、私の望む時間もちゃんと手に入る仕事だったからですね。
ですが、公務員の仕事の経験から電話対応業務はやりたくないと思っていました。
もし「公務員を抜け出せるわけだし、コールセンターでもいいか。」とこの提案を受けていたら、今とても後悔していたと思います。
「できるかできないか」ではなく「得意なこと・やりたいことだできる仕事か?嫌いなことをやらなくて済む仕事か」を大事にすることが後悔しないために重要です。
なお、あなたにとっての「得意なこと」、「やりたくないこと」の具体的な見つけ方を以下の記事で解説しています。
こちらもぜひ、ご覧ください!

③転職先の企業で自分はどんなふうに仕事をすることになるのか、具体的なイメージができていない
具体的なイメージが出来ていないまま転職をすると、「思っていたのと違う!」と後悔する可能性が高くなります。
長女(公務員)
求人や企業のホームページだけでは、その仕事の中で自分が望む環境があるのかどうかははっきりと分からない場合も多いです。
だから、以下を上手に活用する必要があります。
〇面接での質問
〇転職サイトの口コミ
面接であなたの望みをかなえられるか質問する
面接は、相手からの質問に答えるだけの場ではありません。
求人で確認できないのなら、あなたが望むものが手に入るかどうか、面接でしっかりと確認すべきです。
転職活動では、求職者と企業は平等。
質問はしっかりしましょう!
でも、30代公務員だよ……、採用してもらえるだけでも御の字じゃないかなぁ。
長女
私もそうでしたが、30代公務員からの転職と考えると、どうしても卑屈になってしまいがちです。
ですが、「①であなたが本当に欲しいものを絞ったうえ」で、「②で得意なことをしっかり分析」すれば、あなたの条件に合う企業はきっと見つかります。
もしどうしても見つからないのであれば、①の条件が求めすぎている可能性があるため、見直す必要はあります。
ですが、一番欲しいものが手に入らない転職をしては、何のための転職か分かりません。
「内定をもらうための転職」ではなく、「あなたの欲しいものを手に入れる転職」をすることが大事です。
転職サイトの口コミについて
転職サイトの口コミは、実際に働いている方の生の声を見る事ができるので、チェックしておいた方がいいです。
ただし、注意点が3つあります。
①転職サイトの口コミはその性質上「辞めたい人が書いている口コミである」ことを理解する。
⇒辞めたい前提で書いているので、客観的な意見は得づらい傾向にあります
②辞めたい人が書いているはずなのに、ひたすら褒めちぎっている口コミがある
⇒いわゆる「サクラ」の可能性があります。企業も口コミの重要性を理解しているためです。
③行きたい企業が今勤めている役場等より、評価が低いことは当然ある。
⇒周りの評価が高い企業に転職するためではなく、あなたの求めているものを得るための転職なので、ここはあまり気にしてはいけません。
逆に、信頼できる口コミは、
「良い点と悪い点をしっかり上げており、そのうえで私は悪い点である〇〇が合わなかったため転職した。」
と良い点も悪い点も平等に上げて、そのうえで、会社が悪い!と非難するのではなく、私と会社ではここが合わなかった。
と客観的にしっかり分析している口コミです。
なお、私の場合一番参考になったのは、IT企業に入ったのに、最初の3か月は家電量販店で接客業務をやらされた!という口コミでした。
さたぼ
30代で家電量販店での接客研修はやりたくなかったですし、そんなことさせるとこで働きたくなかったです!
参考に私が利用した口コミの数が充実していると感じたサイトを紹介します。
どこも無料で登録できるので、注意点に気を付けながら利用しましょう。
さたぼ
あくまで参考程度にするのが一番!社会常識のない人が嫌な思い出を書きなぐっている場合もありますし、それに囚われてももったいないです。
まとめ!30代で公務員を続けることに疑問があるなら、後悔からは逃げられない
それでは、今回の記事のまとめです。
・転職をしなければ、後悔しないで済むのではありません。しなくても失敗するし後悔します。
・転職を後悔する人は「準備不足」が原因!
・転職で何が欲しいか、何なら我慢できるのか?
あなたの「得意なこと」はなにか、転職して「やりたくないこと」は何かを理解しておく。
・転職先であなたの望む姿で仕事ができるのか、企業毎にしっかりイメージをしておく。
転職して後悔してしまうことはとても怖いことです。
でも、転職しないことだって同じくらい怖いことなはずです。
転職をすべきかどうか、本当のところは自分の中で答えが出ている人がほとんどだと思います。
私も、10年転職に踏み出せませんでしたが、4年目には絶対辞める!と決めていました。
後は、一歩を踏み出すだけでしたが、「転職しなくても後悔する」ことを認識できておらず、後悔したくなくて踏み出せませんでした。
さたぼ
ありがとね。
長女