公務員から民間への転職を成功させるためあなたの得意・苦手を知る方法とは?

公務員から民間への転職を成功させるためあなたの得意・苦手を知る方法とは?

どうも!元公務員のさたぼです!

公務員から転職したい!

けどどういった仕事に転職すればいいんだろ?

長女(公務員)

以前の私のように「公務員からなんとか抜け出したい」とは思っているけど、じゃあ転職して何をしたいのかって言われるとそこはまだよく分からない……。

という方も多いのではないかと思います。

〇転職して何を仕事にしたいのか

〇あなたには何が向いているのか

〇あなたは何を選ぶと後悔するのか

そういった事を何も考えずに転職してしまえば、「この仕事、向いていると思ったのに全然合わない!」と後悔してしまう恐れがあります。

とはいえ、私のようにほとんど公務員しかしてこなかった人が、いきなり「次の仕事は何をやりたいの?」と聞かれても困ってしまいますよね

この記事では、あなたの公務員の仕事から、得意なこと、苦手なことを見つける方法について解説したいと思います。

ぜひ、最後までお付き合いください!

公務員から民間への転職を成功させるためにあなたの得意・苦手を知る方法とは?

転職してその仕事が向いているかどうかなんて、実際に働いてみないと分かりません

あなたは公務員になったとき、自分は公務員に向いていると思ってなりませんでしたか?

公務員に向いている人は、真面目で責任感が強く、コツコツと仕事をする人だと言われています。

さたぼ

あーこれ完全に私だわ!間違いなく公務員に向いているわ!

そう思って公務員に転職した私の末路は、30代後半で我慢の限界に達し公務員から民間へのさらなる転職。

実際に公務員として働いてみて思ったのは、真面目な奴ほど仕事が集まって損をするので向いていないということです。

働いてみないと実際に向いているかどうかなんて分かんないんですよね。

それじゃあやってみたい職業に転職して経験しないと分かんないってことじゃん!むりげーじゃん!

長女(公務員)

さたぼ

転職先の仕事を実際にしてなくても、公務員として「働いた経験」は使えます。

転職先の仕事があなたに合うかどうかは分かりません。

しかし、あなたが今実際に取り組んでいる公務員の仕事のなかで、得意なこと、苦手なことは確実にあると思います

それをできるだけ多く知っておけば、その得意を出来るだけ活かせて、苦手を出来るだけ避けた仕事に転職すれば、それだけ転職の成功確率を上げられます。

それでは、具体的に公務員の仕事から、得意なこと、苦手なことを見つける方法について解説していきたいと思います。

あなたが公務員として働く中で、得意だと感じることはなんですか?

公務員を辞めたいのに、公務員の仕事に目を向けるの?

長女(公務員)

さたぼ

公務員と一言で言っても、実際にはいろんな仕事をやってきているはずです。

公務員の仕事の中身って、とっても多種多様ですよね。

〇電話や窓口での応対

〇説明資料や議事録などの文書作成

〇複数の部署の間の業務調整

〇人に指示を出して進めていくお仕事

〇委託業者との打ちあわせや意思の疎通

〇予算や経理などのお金に関する業務

〇制度改正を理解し、規則などを改正・周知

〇契約のための仕様書、契約書などの作成

〇市民への制度説明会や、上司や他部署へのプレゼン対応

さたぼ

こんなにたくさんの事やってるなんて公務員すごすぎへん?
もっと、幸せになってもいいと思うの……。

長女(公務員)

一つの部署にいるだけでも、上記の業務を全部経験することだってあると思います。

ここに挙げた業務だけでも、求められているものが全然違いますよね

 

ここであなたに考えてほしいんです。

あなたがこれまで公務員としてやってきた仕事の中で

★この仕事は得意だ、やっていて楽しかった、時間が早く過ぎた。

という仕事はありませんでしたか?

または、得意とか、楽しいとは思っていなくても、

★この仕事、周りは苦労しているけど、別に難しくないと思う。

といった仕事はありませんでしたか?

あなたが無意識に、ちょちょいと片づけている仕事でも、周りの人にとっては拷問のような仕事かもしれません。

そういった仕事がなかったか思い出してみてください。

それはあなたにとっての得意なことだと思います。

その得意だと思うことの共通点や条件を考えてみましょう!

体験談:こんな仕事から私の得意なことが見つかった!

私が、公務員の仕事からどんな得意なこと、集中できることが見つけたかについて紹介します。

以下は、私が主に取り組んだ「法改正に伴うシステム改修業務対応」についてです。

STEP.1
体験
法改正で法律に合わせたシステム改修が必要になった
STEP.2
仕事内容
使い勝手のいいシステム完成図を想像。

仕様書を作って外部委託。

行き違いがないよう委託業者と打ち合わせ。

テストを実施し想定した通りに動くことを確認し完成。

STEP.3
感じたこと

時間がかかったのは辛かったけど、仕事自体は集中して取り組むことができたので、あまりしんどいとは思わなかった。

目的さえ達成すれば、そこに至るまでの仕組みをどうするかは自由だったから、そこを好き勝手取り組めたのはよかった。

STEP.4
得意なこと
目的が明確な仕事を達成まで着々と突き進むことが得意っぽい。

また、やることが細かく指示されているのではなく、目標達成のために自由に工夫して仕事をすることを好むようだ

そうやって考えていくと、以下のような仕事での得意なこと・集中できることが見えてきました。

・目的が明確である仕事

・目的のために自由に工夫して取り組むことができる仕事

・一人で黙々と取り組める仕事

・電話などの邪魔が極力入らない中で、一つの事に集中できる仕事

・人前で分かりやすく説明すること

こういったことを考えると、「仕事の中であなたがどうありたいか」が見えてきます。

私の場合、「仕事は個人でやりたい」、「目的に向かって効率的に自由にやりたい」、「一つのことに集中したい」という仕事での願望が見えます。

ありたい自分でいられる仕事に転職できれば、居心地がいい、充実した時間を過ごすことができると思います。

 

なお、得意なことの中には、他とは毛色の違うものが混ざりこむことがあります。

それは、あなたの新しい可能性を示すものかもしれませんが、失敗の原因になるものかもしれません。

私の場合は、「大勢の前で説明すること」や「電話対応が得意」というものがありました。

こういう得意なものから

さたぼ

営業とか向いているんじゃないか?

と考えたこともありました。

今は、営業にチャレンジしなくてよかったと心の底から思っています

次は得意な事と同じくらい大事な「苦手なこと」や「やりたくないこと」にも目を向けてみましょう!

あなたが公務員をしている中で苦手だと感じることはなんですか?

私ってお客様対応得意じゃない?

もしかして営業やったら天才になれるんじゃない?

長女(公務員)

次女

ないわ。お姉人付き合い苦手な内向タイプじゃん!

人の顔覚えないし、絶対後悔するわ!

「得意なことを仕事にすること」と同じくらい大切なことは苦手なことや嫌いなものを仕事にしないことです。

嫌いなことがメインの仕事に就くことほど、辛いことはありません。

仕事の中で、これは嫌だ。許せない。キツイ。苦手だ。

そんな風に思うものを書き出してみましょう。

自分がどういった事を苦手だと思うのかをしっかりと認識し、苦手なことを出来るだけ避けた転職をしましょう。

体験談:私が公務員の仕事などで嫌いだったり苦手だったもの

実際に私が苦手だったものを書き出したところ、以下のようなものがあがりました。

例:さたぼの苦手なこと
  • 同じものを繰り返し確認すること。
  • 意味や目的が明確でないもの、その場限りのものを続けるとすぐ飽きる。
  • とっさに判断を求められること(相手の思惑に同調しやすい)
  • 相手の顔を覚えること
  • 同時に複数の仕事を抱えること
  • 手先の器用さ、細かい作業を集中して繰り返すこと

これらを考えるまでは、私は転職後は楽であれば簡単なルーティンワークをする仕事で生きていけるだけのお金がもらえればいいと思っていました。

さたぼ

理想は掃除のおばちゃんの仕事でした。

 

ですが、自分の苦手なことを考えた結果、毎日同じルーティン作業をしていたらすぐに飽きて

「私はいったい何をやっているんだろう。」

「こんなことやってて意味があるのか?もっと有意義なことがやりたい!」

と考えると思い、単純なルーティン作業を求人から除外することにしました。

さたぼ

自分の嫌いなことを把握しておけば、転職後の最悪の日常を回避できると思います。

補足1:頭の中だけで考えず得意なこと、苦手なことを書き出そう

考えを深めるときには脳内だけで行わず、紙やPCに書き出しましょう。

さたぼ

記録にとらないと、忘れた頃にまた同じことで悩んでループしてしまい、時間が無駄になっちゃいます(敗北済)

補足2:公務員の仕事以外でも、あなたのこれまでの人生全てが役に立ちます

ここでは公務員の仕事をメインに書いていますが、それ以外からもあなたの得意や苦手は見つけられます。

〇過去のバイト体験

〇余暇での過ごし方(趣味でやってることの一部を仕事で活かせないか?)

〇学生時代の過ごし方や人間関係のあり方

さたぼ

人生を振り返ると、あなたの望む姿のヒントがあちこちに散りばめられています!

周りの信頼できる人からあなたについてのフィードバックを!

これまで紹介した方法は、自分だけで考える方法です。

ですが、それだけだとどうしても自分の思い込みを排除することができません。

可能であれば信頼できる人からフィードバックををもらえば、より深く自分を知り、転職に活かすことができます

そのために、他人から見た自分というものとも向き合う必要があります。

周りの人から見た自分なんて真の自分じゃない!

長女(公務員)

そう思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

私の例を紹介します。

私は人の話を聞くことが得意だと思っていました。

相手の気持ちに立って話をしっかり聴き、相手の心に寄り添える人間だと……!

しかし、ある人にフィードバックを受けて衝撃を受けました。

『あなたは人が話している時にすぐ遮って「つまりは」、「要するに」って話している人を先回りして結論を出そうとするよね。本当に人の話聞いてるの?って思うときがよくあるよ。』

自分が得意だと思っていたことを、実は周りは不満に思っていた。

これ、すごーくショックです。

でもこの情報は、値千金の情報ですよね!

だって、自分が得意だと思い込んで得意を活かせる仕事に転職してみて、実は苦手だったなんて最悪じゃないですか?

こんな勘違いをしないためにも、周りの信頼できる人にフィードバックをもらいましょう!

 

フィードバックをお願いする人は、できるだけあなたが知りたい行動を近くで見ている人がいいです。

仕事を一緒にしてきた先輩や同僚で、信頼できる人にお願いできればベストです

その人に、あなたがどんな仕事が得意だと思うか聞いたり、不満に思うところを正直に話してもらいましょう。

さたぼ

転職したいとは言わずに、自分をちゃんと理解したいといった名目で話をしてくださいね。

この時、大事な注意点が3つあります。

①ショックなことを言われても、相手を恨んだりしてはいけない。

②失敗と人格は切り離す!

③役立つポイントを見つけ取り込み、自分の目指す方向に関係のないものは気にしない

相手は、「嫌われるかも……」というリスクを抑えて、あなたのために話してくれています。

そして、ショックに思うかもしれませんが、それを自分の人格と結び付け「自分はダメだなぁ……」と思ってはいけません。

自分を責めるために聞いたのではなく、あなたの思う理想を目指して今より成長するためにその話を聞いたからです。

なので、変えてしまうことで自分の理想と違ってしまうのであれば、それを受け入れる必要もありません

つまり、こうすればもっと成長できるってことだな!

と、役立つポイントを見つけて自分の力にしましょう!

自己分析サイトや本を使えば、自分の得意なことや苦手なことを知るキッカケに使えます

こういったのに頼るのはよくないっぽいこと言ってなかったっけ?

次女

さたぼ

あくまで、自分を知るためのキッカケとして使えばとても役に立ちますよ。

自分だけで自己分析をしていると、どうしても自分の知っている自分しか分かりません。

また、他者からフィードバックをもらうのも、実際のところ難易度は高いと思います。

そういったときに、これらの自己分析ツールは役に立ちます。

大事なのは、診断結果は全て正しい、と依存するのではなく

〇気づいていなかったあなたを知るキッカケにする

〇あなたがなんとなく目を背けていた事実と向き合う

〇転職という一つの事柄を通じて、あなたが人生でどうありたいかを考えるために活用する

以下私が参考にした自己分析ツールを紹介します。

①9つの性格 エニアグラムで見つかる「本当の自分」と最良の人間関係 (PHP文庫)

エニアグラムに科学的な根拠はないと言われています。

メンタリストDaiGoさんの動画で勉強している私としては、科学的に裏付けされていないものは信用しないスタンスです。

ですが、この本を以下の理由で思い切って読んでみました。

・当時はプライム会員は無料だったこと(今は有料です)。

・amazon内のレビューの評判がやたらよかったこと。

結果、この本ほどに、書いてある診断結果に納得できるものはこれまでありませんでした。

私はビビりで優柔不断なので、これまでたくさんの自己診断を行ってきました。

それだけじゃなく、果ては生年月日占いやで動物占いやライフナンバーやカバラ数秘術やらもう何が何やら分からないくらい占いサイトを巡回した時期もありました。

さたぼ

大学の頃は2chのまとめサイト「fortune @Wiki」に入り浸っていました。

乙女か!?

次女

適職診断キットみたいなものを5000円で購入したりして調べたりもしました。

でも、結局それらはただの慰め。

「あー確かにそういうとこあるかも……」

だけで終わってしまっていました。

結局、バーナム効果じゃない?という思いは消せませんでした。

バーナム効果
星座占いなど個人の性格を診断するかのような準備行動が伴うことで、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分、もしくは自分が属する特定の特徴をもつ集団だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象

Wikipediaより

しかしこの本で初めて、マジで人間はこの本に書いてある9つのタイプに分類されちまうんじゃないか……とブルっちまいました。

私はタイプ5と診断されましたが、どれもこれも書いてある通りだと納得してしまいました。

例えばタイプ5には以下のような特徴があると記載されています。

タイプ5の特徴:知識を得て観察する人

〇空虚さを避けるために知識を吸収しようとする。

〇諦めの良さが欠点。一度やったがダメだったと諦める。チャレンジ精神の価値を再認識すべき。

〇何かを成し遂げるには時間が足りなさすぎると時間の不足にいつも苛立っている。

普段の生活を振り返ってみて、かなり納得のいく指摘が多く、ちょっと気持ち悪いくらいでした。

さたぼ

時間の不足に苛立っているなんて私の人生どんぴしゃのテーマでした。

この本は、以下のような構成となっており、ただタイプを診断するだけではなく、様々な側面から自分を見つめるキッカケをくれます。

この本の構成

①あなたが9つのタイプのどのタイプに当てはまるかを診断

②タイプ毎にどんな性格で、何に「囚われているか」を知る

③その「囚われ」によってあなたがどういう行動をとるかを知る

④タイプ毎の落とし穴と、その対策方法を知る

⑤自分の「囚われ」への気づきを糧として、人間関係を改善する

自分をいろんな側面から見つめなおすキッカケになると思いますので、興味のある方は是非見てみてください。

②リクナビNEXTのグッドポイント診断

次に紹介するのは、リクナビNEXTのサイト上からできるグッドポイント(強み)診断です。

18種類の中から、あなたの強みを5つあげる診断です。

リクナビNEXTに登録しないといけないのがネックですが、登録すること自体に何か特別なデメリットがあるわけではないので、やってみると参考になると思います。

自分の強みについて、自己分析をしたとしても、本当に他者から見てもそうなのか自信は持ちづらいと思います。

そういったことが診断結果としてしっかり示されると、自信を持てるんですよね。

また、職務経歴書や自己PRを書くときに、これらの強みに記載されている文書をうまく改変して使うという活用もできます。

参考に、私の診断結果は以下の5つでした。

診断結果の強みの例(省略していますが実際の結果はもっと詳しいです。)

親密性:広い人間関係より深く狭い関係を大切にする。

独走性:オリジナリティにこだわりがあり、納得できるかを重視する。

継続力:困難な課題も粘り強く続け、期待に応える。

悠然:長い目でものごとを捉えて、焦らず気長に進める

慎重性:物事を掘り下げて考え、一つ一つ検討し、安心できる状態を目指す

こういった結果を、自分の仕事における強みを知るための補助として使うと役に立つと思います。

ただ、本当にそうか?と思うこともあると思うので、あなたの納得いく答えをうまく活用するのが一番です

まとめ あなたの得意なこと、苦手なことを知って公務員からの転職を成功させよう

今までの人生から、あなたの得意なこと、苦手なことをたくさん知って、できるだけ得意なことを活かせて、苦手なことを避けた仕事を探す

これだけで、後悔しない転職をできる確率は確実にアップすると思います。

最後に、今回の記事のポイントをまとめます!

公務員から民間への転職を成功させるためにあなたの得意・苦手を知る方法とは?
・今の仕事の中で、得意だと思うこと、周りは苦労してるけど苦もなくできることを確認する。

・今の仕事の中で苦手なこと、嫌いなことを確認する。

・出来るだけ得意なことができて、嫌いなことをしないで済む求人を探す。

周りの信頼できる人からあなたについてのフィードバックを!
・「自分から見た自分」だけでなく、「他人から見た自分」を知ることで、本当の自己認識ができる。

・信頼できる人から、フィードバックをもらうことが一番の他人から見た自分を知る方法。

自己分析サイトや本を使えば、自分の得意なことや苦手なことを知るキッカケに使えます
・頼りきるのはダメだけど、これらのツールを使えば自分が思いつかなかった得意なことや苦手なことを知ることができる。

・自分を知るためのキッカケとして、とても役に立つ

以上、公務員からの転職を成功させるために、得意なこと、苦手なことを見つける方法について解説しました。

自分の得意なことを活かし、苦手なことをやらなくて済むような、居心地のいい転職先を探すことが、転職成功につながると思います。

さたぼ

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

ありがとね!

長女

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