どうも、さたぼです。
長女(公務員)
公務員から転職したい!
そう思っているということは、公務員を続ける事に不安を感じているのだと思います。
その不安、ぼんやりしていませんか?
自分がなぜ不安を感じているのか、どうなってしまうのが怖いのか?
そこを曖昧にしたまま転職すると、転職後に後悔してしまう可能性が高いです。
この記事は
〇公務員をこのまま続けるのは不安だから転職を考えている。
〇後悔しない転職をしたい!
といった方向けに、後悔しない転職をするために自分の不安を明確にする方法について記事にしています。
私は、「なぜ公務員から転職をしたいのか。」その理由があいまいなまま、辞めるかどうか一人悩み続けた結果、37歳まで転職を先延ばししてしまいました。
この記事は、私のように先延ばしせず、あなたが後悔しない転職に早く踏み出すための手助けになるように作成しました。
ぜひ、お付き合いいただければと思います。
目次
公務員を続けることの不安を明確にしないと転職して後悔する?それってどうして?
何故不安を明確にしないといけないか。
例を使って説明しますね。
公務員だと技術が身に付かない!
それだとこの先不安だから転職しよう!
長女(公務員)
と、彼女は何を不安に思っているか明確にせず、転職をしました。
そして転職後……
民間だと技術がないと食べていけないわ。
そのために休日まで勉強しないと安心して生きていけないなんて、どっちにしろ不安は続くじゃない!
長女(公務員)
なぜ、彼女は後悔したのでしょう?
彼女は将来を不安に思い、「技術を身につけて自信を持ちたい。」と考えました。
そして、技術を身に着けるために転職をしました。
でも、技術を身に着けるためには、転職するだけでなく、勉強しないといけない事を理解していませんでした。
そんなの当たり前だろ、と思われるかもしれませんが、そもそもの問題は「目的を勘違いしたこと」です。
彼女の不安は「自分に技術がないこと」ではなく、「安心して生きていけないこと。」でした。
その不安を解消する手段として、「技術をつける。」と考えていたのに、気づけば「技術をつける」ことが目的になり変わっていました。
彼女が転職して手に入れたい本当の目的は、「安心して生きていけるようになること。」
公務員であれば、技術は無くても、公務員を続けることさえ受け入れてしまえば、安心して生きていくことができます。
転職して、そのことを知ってしまい、彼女は後悔したのです。
さたぼ
あなたが感じる公務員を続ける不安と、きっちり向き合っておきましょう!
あなたはなぜ公務員から転職したいの?成功するために不安な気持ちを書き出してしっかり向き合おう!
「転職したい!」
そう思うという事は、公務員としてこのまま働くことに何か不安を感じているという事だと思います。
あなたが抱えている不安、はっきりしていますか?
もしかしたら、モヤモヤした、とらえどころの無いものかもしれません。
以前の記事では、転職であなたの求める目的、価値観をはっきりさせました。

ここでは、あなた自身の抱える不安を全部書き出して、はっきりさせてしまいましょう!
長女
さたぼ
書き出して外に追い出せば、不安を客観的に見られるよ。
自分が何に不安を感じているか分かったら、以下のチェックリストを使って、その不安と向き合ってみましょう!
- あなたは何を不安に感じていますか?
- あなたはその不安で、どうなってしまうことを恐れていますか?
- あなたはその不安を解消して、どうありたいと思っていますか?
- あなたの望む生活は、今の仕事の中で本当に手に入らないものですか?
- あなたの望むものは、今の仕事で得られるものを失ってでも、手に入れる価値のあるものですか?
このチェックリストで、あなた自身の不安と向き合うことができます。
実際にひとつづつ例を元に見ていきましょう!
①あなたは何を不安に感じていますか?
このまま公務員を続ける事について、思いつくままに不安を書き出してみましょう!
ここでは、各項目についてAさん、Bさん、Cさん、Dさんの4人の例を紹介しながら説明させていただきます。
Aさん:激務に追われて時間がとれない!仕事のために生きてるわけじゃないのに!
Bさん:何もスキルがつかない。このまま公務員を続けていていいのかな?
Cさん:私にばかり仕事が集中しているのに、給料や評価は横並びっておかしくないか?
Dさん:人間関係がしんどいよ。あの人と一緒に仕事をすることにこれ以上耐えられない。
②あなたはその不安でどうなってしまうことを恐れていますか?
このまま不安を放置して勤め続けると、あなたの未来が「望まないもの」になってしまうかもしれない。
そう思うからこそ、転職したいのだと思います。
では、①であげた不安によって、あなたの未来がどうなることを恐れているか、書き出してみましょう!
この例では簡略化していますが、できるだけ具体的に書いてみてくださいね。
Aさん:時間が取れないせいで、新しいことにチャレンジできず、成長できない。このまま公務員の仕事だけに生きていると、何のために生きているのか分からなくなってしまいそう。
Bさん:スキルがないと、年齢を重ねれば転職も難しくなり、公務員にしがみつくしか事しか出来なくなってしまう。
Cさん:どの職場にいっても、仕事を多く任され、誰かの分まで働き続ける人生になってしまう。
Dさん:これ以上同じ職場であの人と働き続けたら、いつか我慢の限界がくると思う。
③あなたはその不安を解消すれば、どんなものが手に入ると思っていますか?
転職によってこの不安を解消できた場合、あなたはどんなものを手に入れることが出来るでしょうか?
どのようになることが出来るでしょうか?
Aさん:これまでやってみたいと思っても時間がなくて諦めてきたことに挑戦できる!そうすれば、「私の生きる目的」をきっと見つけられる!
Bさん:しっかりとした技術を身につけることができれば、年齢を重ねても仕事は変えられる。フリーランスといった選択肢も見つかるかもしれない。
Cさん:周りみんなが頑張る環境に身をおけば、余計な事を考えず仕事と向き合えるし、納得して働けるだろう。
Dさん:ビクビクしないで、自分の仕事にちゃんと集中できる。かなりストレスが軽減できると思うし、仕事に行くことも苦じゃなくなる。
④あなたの望む生活は、今の仕事の中で本当に手に入らないものですか?
さて、ここで終わってしまうと、ただ「今が不満だ!転職すれば変わるはずだ!」という希望論だけで終わってしまいます。
転職して、あなたの望みが叶うとは限りません。
思っていたのと違う、そう思ってしまうかもしれません。
ここで一度、今に目を向けてみましょう。
あなたの望む生活は、公務員で働きながらでは、手に入れることが出来ないものなのでしょうか?
ここが曖昧だと、「公務員のままでいた方が、欲しいものは手に入ったかもしれない。」といった後悔をしてしまいます。
なお、ここからはAさんと、Bさんのパターンに絞って記載していきます。
あまり多くの例を書きすぎると、私の例によって引きずられてしまう恐れがあるためです。
さたぼ
私は、もし公務員として働き続けるならば、尊敬する先輩たちのように働きたいと思うが、その先輩たちは、公務員という環境の中で周りの仕事を押し付けられ、激務の中で働いている。
さらに、今後は公務員の人員削減が続き、やるべき仕事は増えていくだろう。
民間企業の中には、企業の評判や人材に関わるため、働き方改革や労働時間とちゃんと向き合っている企業がある。
だから私は、時間を手に入れるには転職しかないと考える。
確かに公務員として生きていくとスキルはつかない。
そうなると、公務員にしがみつく事しか出来なくなるけど、しがみついてさえいれば、スキルなんて無くても安泰なんだよね。
それに、仕事が辛いと思ったら異動だって出来るし、最悪休職だって可能だ。
生きていくことは出来るのだから、スキルなんて必要ないのかもしれない。
死ぬ気で頑張れば、なんだって出来るはずだ。は取り扱い注意!
公務員として働きながら、今の不安は本当に解消できないのか?
それを考えたときに
「私は本当に、今を変えるために、やれることを死ぬ気で全てやったの?
長女
と考えてしまうかもしれません。
ですが、制限なく考えてしまえば、変えられない事なんて何も無くなってしまいます。
私もあなたも、スーパーマンではありません。
今を変えようと無理をして、でもうまくできなくて
なぜ出来ないのよ!そんなことすら出来ないなら転職なんて無理だわ!
長女
と責めてしまっては、今まで以上に生きづらくなってしまいます。
これまで、あなたが「どうせやっても無駄だろう。」と思ってやってこなかった事。
このぐらいなら、試してみてもいいかと思う事。
そんなことをとりあえず、やってみる。
もしそれで解消出来たらめっけもの。
出来なきゃ、辞める決心が固まります。
転職する決心がつかなければ、とりあえず出来そうなことをやってみましょう。
⑤あなたの望むものは、今の仕事で得られるものを失ってでも、手に入れる価値のあるものですか?
さて、④であなたは、今の不安が公務員を続けて解消できないか向き合いました。
最後に、「公務員という仕事から得られているもの」と、「転職して得ることができるもの」
この二つについて比較してみましょう。
お金を使って何かやりたい事があるわけでもない。
私にとって大事なことは、お金ではなく時間だ。
失うものは確かに多い。
でも、自由な時間を手に入れて、私の生きる理由を見つけることは、それら全てよりも大切な事だ。
何より、転職せず、答え合わせもしないまま生きていけば、私は絶対後悔する。
専門性は身につかない。
けど、公務員として生きていく為のスキルは、しっかり身についている。
それなら、不安に思うことも無いかもしれない。
たくさんの物を失うよりも、今の環境を受け入れ、公務員の中で出来る事をやっていく事にするよ。
どうでしょう。
あなたは、どんな結論に至りましたか?
不安と向き合うことで、覚悟は決まりそうでしょうか?
ここまであなたは、公務員を続けることへの不安と向き合ってきました。
でも、見落としがちな不安がまだあります。
それは、「公務員を辞めることで失ってしまう事」についてです。
上の⑤で触れてはいますが、公務員を辞める事で失うものについて、あなたはちゃんと把握できているでしょうか?
今、公務員としてあなたが享受しているもの。
それらは当たり前すぎて、しっかりと意識できていないかもしれません。
次の記事では、公務員を辞めることで失ってしまうものに対する不安と向き合いましょう!
最後にオマケ!
さたぼ
私が、最初の職場で仕事量が多すぎて絶望していたときに、上司に相談して解決した事例を紹介します。
この事例が、現状を変えるために少しでもお役に立てれば幸いです。
《さたぼの地獄に仏、体験談!》上司に現状の不満をうったえ、業務量を減らしてもらった時の話
私は、最初の職場である税務課で、明らかに他者よりも多く業務を与えられていました。
さらに、正担当が難しくでギブアップした業務が、副担当をしている私にまわってきました。
別にそれは構わないんです。
期限までに自分の実力で無理だと思うものをギブアップするのはしょうがない。
問題は、私の業務量は増えたのに、各担当に平等に割り振られた、地区担当の業務が一切減らされなかったことです!
さたぼ
次女
気づけば、周りが18時や19時で帰宅していく中、繁忙期でもないのに毎日23時までお仕事。
このまま繁忙期に入ったらマジで終わる。
何故こんな理不尽な目に合わなければならない、こんなの間違っている。
そう思い続ける内に、限界を迎えました。
気づいたら、word文書に現状の不満をひたすら入力していました。
さたぼ
気づけば、夜の2時をまわっており、6ページにもわたる大作が出来上がっていました。
テンションも異常です。
さたぼ
ひゃっはー!これが私の思いだ!受け取りやがれ!
そう思って、メールを係長に送信し、その日は帰宅しました。
翌日。
さたぼ
ガタガタブルブルガタガタブルブル!
めちゃめちゃ不満書いたけど、これ同僚にばれたりしてないかな!?
係長はどう思ったんだろう?
周りにばらされたりしないかな!?
正直仕事に行くのが怖くて仕方なかったですが、休む勇気もないので行きました。
朝、職場につくと、上司から呼び出されました。
次女(上司代理)
さたぼ
ごめんね。さたぼ君に仕事が集中していることは分かっていたんだ。ただ、君は難しい業務もちゃんとこなしてくれるから、つい頼りきりになってしまった。
次女(上司代理)
さたぼ
次女
この後、日常業務を大きく減らしてもらいました。
周りが違和感を感じないよう、月の切り替わりに合わせて仕事の変更を行ってくれたため、上司と二人で話したことを勘繰られることもありませんでした。
もし、直接話すのが怖ければ、誰もいなくなった後にそっとメールを送ればいいんです。
あなたがこの世の終わりだと思っていることも、ちょっとした事で変えられるかもしれません。
さたぼ
それでは、次回の記事に続きます。
さたぼ
次女
続きの記事、できました!
「公務員を辞めることで失うもの」、公務員を辞めるデメリットとの向き合い方について解説しています!

また、さたぼが公務員を辞めてよかった!と思ったメリットも記事にしました。
こちらもぜひ、あわせてご覧いただければ幸いです。
