どうも、さたぼです!
公務員を辞めたい!転職したい!
そう思っていても、現実に公務員から転職をするのってかなり勇気がいりますよね。
私は転職前に以下のような不安を抱えていました。
・ずっと公務員をしてきた私が社会に通用するの?
・民間は公務員ほど甘くない、社会の事を分かってない奴だと思われそう。
・ずっと公務員だったから専門技術やスキルなんてないけど大丈夫なの?
この記事は、同じような悩みを抱えた、30代で公務員から転職したい方向けの記事になっています。
私の場合は、転職に怯えすぎて、準備を始めたのは36歳になってから、転職したのは37歳の時でした。
実際に転職活動をやってみて分かったことは、以下です。
・転職は若い内がいいのは確かだけど、30代後半でも公務員からの転職はできる。
・自分にとって、今よりもいい仕事への転職はちゃんとできる。
・専門技術やスキルが無くても、これまで働いてきた経験を武器に十分戦える。
私は、10年勤めた公務員を辞め、37歳で民間のIT企業に転職しました。
周りからは、楽な仕事なんてない。どこだって同じだ。隣の芝生は青く見えるだけ。
そう言われ続けてきましたが、今は公務員のときよりずっと、自分の望んだ働き方を行うことができています。
実際に37歳で公務員から民間企業へ転職した私が、自分の体験に基づき転職活動の始め方を紹介したいと思います。
さたぼ
次女
ここで一つ、四コマ漫画で面接の悪い例を紹介します。
こんなふうにやらないようにしましょう!
さたぼ
次女
目次
30代で公務員からの転職は難しい?民間からの転職に比べて不利なの?
民間企業の人事の方は、公務員から転職してくる人に対してどのように思っているのでしょうか?
私は、実際に面接を受けてみて、公務員だからと色眼鏡をかけられていると感じたことはありませんでした。
企業にとって重要なことは
- あなたは転職してすぐに辞めないか?
- あなたは我が社にとって役に立つ(利益を上げることができる)人間なのか?
この2点です。
大事なのは、公務員か民間かではなく、上の二つをクリアできているか否かです。
企業は、あなたがすぐに辞めないかどうかが不安
私は民間(1年弱)⇒公務員(11年)⇒民間(イマココ)と経験してきています。
最初の民間企業を退職するとき、人事の方に言われました。
「君を採用し育てるのに100万単位で投資したんだよ。」
さたぼ
次女
転職してきた人を雇うために、企業は多くの投資をしています。
・求人サイトへの登録などの広告費用
・セミナー参加や面接時間の確保など求人のための人事活動
・転職エージェントへの成功報酬(転職者の年間給与の約30%!)
これだけの投資をするのですから、企業としてはとにかく辞めずに長く勤めてほしいと思っているのです。
公務員か民間かを心配するより、私は御社でしっかり働き続けますとアピールすることが大事です。
公務員からの転職は、民間の異業種からの転職とほとんど変わりはない
公務員からの転職をしようと思ったとき、以下の心配が浮かんでくると思います。
- 公務員にはスキルや専門性がない
- 公務員は利益追求する必要がないからコスト意識がなくて仕事も遅い
- 公務員は言われたことしかやらない。
これ見てどう思いますか。
さたぼ
私は、①以外は別にそんなことないと思います。
そもそも公務員にも、決められた期間内に自分で考えて成果を挙げないといけない仕事なんて山ほどあります。
これはコスト意識と、同じことだと思います。
インターネット上では公務員へのイメージや、役所でダメな公務員を見て、こんなことを書いている人は多いです。
でも、中にはちゃんと回答している人たちもいます。
その回答は「人による」です。これなら超納得ですよね。
でも、これって民間も同じですよね。
先ほども言った通り、公務員だからと面接官に色眼鏡で見られていると感じることはありませんでした。
ですので、民間で事務職やってた人がIT企業の求人に応募することと、公務員がIT企業の求人に応募することに何も違いはありません。
それに、世間的な噂に囚われない、公務員としてのメリットもあるはずです!
- 公務員試験を突破してきた人たちなので、基礎学力が高い。
- 短期間で異動するため、異動のたびに新しい仕事を覚える事や、人間関係を構築することに慣れている。
- 難解な法律や行政文書を読み解き、大規模な業務も真面目にコツコツと積み上げ、取り組める人が多い。
私はこの転職経験を通じて「一部のイメージや偏見に引きずられて、公務員は社会に通用しないと一番思っているのは、民間企業ではなく公務員自身」だと感じました。
企業への転職活動は、自分という商品を企業に営業して売り込んでいくことと同じです。
「この商品、あんまりいいところないんですけど、できれば買い取ってください!」
これでは誰も、この商品が欲しいとは思いませんよね。
企業に採用されるということは、他にもいい商品が並んでいる中で、貴方という商品を選んでもらうことと同じなんです。
私は公務員としてこんな経験を積んできました!
この経験は御社でも必ずお役に立ちます!
こんなにいい人材はなかなかいませんので、ぜひ雇って下さい!
公務員の方はこういうのが一番苦手かもしれませんが、自信を持って自分という商品を売り込んでいくことはとても大事です。
さたぼ
公務員からの転職で、今より待遇をよくすることは厳しいの?価値観を明確にすることをおすすめ!
社会的経験が同じで、専門知識がある人とない人、採用の条件が同じであれば企業は専門知識がある人をとりますよね。
そのため、公務員から転職した場合、一般的な価値観で見れば公務員の頃より待遇は悪くなることの方が多いです。
次女
さたぼ
前回の記事で、仕事に望む価値観の作成の仕方について解説しました。
まだ、仕事に望む価値観を認識されていない場合は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
転職して、何もかもがよくなることはありえません。
公務員からの転職なら、むしろ悪くなることの方が多いでしょう。
ですが、あなたには、転職をしたいと思う目的があるはずです。
その目的を達成するために転職をするのに、周りの一般的な価値観を気にする必要なんてないんです。
あなたにとっての、転職後の仕事に求める必須条件を確認しましょう。
また、併せて「これについては今より悪くなっても耐えられる」という条件も認識しておきましょうね。
大切なのは、あなたの転職目的を達成すること!転職先に求める必須条件を決めましょう!
私の場合は、公務員の仕事がとにかく激務すぎたので、転職後に時間が取れれば安定は失ってもOK!というスタンスでした。
そのため、以下の必須条件を設定して転職活動にのぞみました。
- 月収希望24万以上(手取りはこれより下がる前提)
- 月平均残業20時間以下
- 年間休日120日以上
- 3交代で日勤と夜勤の切り替わりのある仕事はNG
- 雇用形態は正社員
次女
さたぼ
それに正社員として転職できれば、そこからの頑張り次第で待遇は改善できます!
転職後の仕事に求める必須条件を正しく決めて、今より悪くなっても何なら耐えられるかをしっかり認識しておけば、周りの価値観に流されず、自分の望む転職をすることができます。
世間的に待遇が悪いと思われようが、あなたが転職する前より幸せに生きることができれば大勝利です。
目的を明確にして転職に臨めば、例え30代からの転職であっても、あなたにとってよりよい会社への転職は十分可能です。
公務員からの転職理由を明確にして、企業側の不安を解消しよう
ここで一点補足させてください。
上の方で私は、「公務員だからと色眼鏡で見られることはない。」と説明しました。
それは、その通りだと思っているのですが、公務員から転職してくる人に対して企業側が不思議に思っていることはあります。
「なんでこの人は、公務員なんていい仕事を辞めてまで、うちに転職したいのだろう?」
「もしかして、うちの方が待遇がいいと勘違いしているんじゃないか?」
一般的な価値観で考えると待遇は悪くなる、なのになんで転職したいんだろう、そう思うわけです。
公務員で働いていては手に入らない、(私の価値観の)〇〇を御社では得ることができるため転職したいんです!
企業側の不安を解くために、胸を張って志望動機に「私にとっての転職先のメリット」をアピールしましょう!
採用を勝ち取るために、あなたの公務員での経験を洗い出して自己PRしよう!
企業は年齢が上の方であればあるほど、即戦力を期待しています。
スキルや専門性はないかもしれませんが、あなたにはこれまで公務員として働いてきた経験があります。
それが転職したい企業が求めている経験であれば、マッチング成立!採用される可能性がグンと上がります。
あなたが今まで公務員の中で積み重ねてきた経験が、転職したい企業にとって役立つと判断されれば、マッチングが成立するわけです。
さたぼ
あなたがこれまで公務員として学び、身につけてきた経験を洗い出してみましょう!
あなたの経験を企業にアピール!職務経歴書を作ろう!
次女
さたぼ
次女
転職サイトdodaの中に、「国家・地方公務員の職務経歴書テンプレートと書き⽅ガイド」というページがあります。
こちらに、職務経歴書の書き方からダウンロードして使えるテンプレートまで一式そろっているので、そちらを使ってあなたの経験を書きだしてみましょう!
まずは、具体的にどういった経験を書けばいいのかについて解説します。
企業が採用したい30代の方に期待する経験は?
企業はできるだけ速やかに戦力になってくれることを求めているため、すぐに実践に投入できる経験を求めています。
例えば「プロジェクトの責任者となった経験」が有用です。
難しく聞こえるかもしれませんが、公務員ならどの職場でも自分だけの担当業務が与えられますよね。
それを立派にこなしたのなら、プロジェクトの責任者として、業務を達成した経験になります。
もちろん、規模や責任が大きいほど、アピール効果はアップします。
また、どこにでも通用する経験として、「人の上に立って業務に取り組んだ経験」があれば有利になります。
これは、企業が採用後のできるだけ早いうちに若手の指導や管理を任せたい、と思っているからですね。
人の上に立った経験なんてないでしょ。
次女
さたぼ
これまで、あなたがやってきた経験のどれかを、欲しいと思ってくれる企業は必ずあります。
もちろん、そんな企業とのマッチングを成立させるためには、たくさんの応募を行い数をこなす必要があります。
かなり長くなってしまいましたので、そのあたりの詳細については、今後の記事で説明させていただきますね。
最後に、職務経歴書に書き出す際のポイントについて解説します。
〇簡潔にわかりやすく!企業は「知らない、読まない、興味ない」の前提で書く!
まず結論を書いて、そこから具体的な根拠、背景を説明しましょう。
企業の人事担当はたくさんの応募書類に目を通さないといけません。
結論が分かりにくかったり、同じような内容が繰り返されていると、人事も人間なので読む気を失ってしまいます。
〇相手にイメージしやすいよう、具体的な数字を入れるようにしましょう。
以下の二つの経験アピールを見比べてみてください。
どちらがより、伝わると感じるでしょうか。
さたぼ
さたぼ
そのため、お客様に行ったアンケートでは、90%以上の方から私の接客に「大変満足している。」との回答をいただくことができました。』
たくさんってどのくらいなんだろ?
評判が良かったって具体的に何か分かるエピソードや記録はないのかな。
前者だとそんな風に疑問に思われてしまいます。
イメージしてもらえるように、出来る限り具体的な数字を盛り込んでいきましょう。
〇受け身ではなく、積極的に取り組んだり、改善したりして成果を挙げた経験は評価されやすい!
ただ言われたことや与えられたことをこなすのは当たり前です。
企業としては、その一歩先を求めています。
例えば
・自分で考えて行動し、想定以上の効果を上げた経験。
・業務に取り組むに当たって、あなたなりに改善や工夫した経験。
などです。
受け身でこなした仕事ではなく、あなたが自ら考えて行動し、改善や工夫した経験を知ることで、企業は貴方自身を知ることができます。
自分で考えて行動できる人は、企業でも重宝されます。
私は、自分で考えて行動できる人間です!
そう伝わるように、自主的に行動したり、改善に取り組んで得た成果を積極的にアピールしましょう。
まとめ!30代でも公務員からの転職はできる!
最後に、今回の記事のポイントをまとめます!
大事なのは、辞めないことをアピールすること。
公務員時代に学んだ経験をアピールすること。
その目的を満たす転職ならできます!
あなたが自ら行動し、改善、工夫した経験を書き出しましょう!
以上です!
30代で公務員から転職するのは怖いですよね。
私も超怖かったです。怖すぎて37歳まで転職を先延ばししてしまいました。
でも、世の中はそこまで公務員に対して厳しくありません。
公務員で働いてきた経験も無駄ではありません。あなたには自分が思っているよりもずっと価値があります。
自分の価値を信じて、転職活動に挑戦していきましょう!
★ ★ ★
ここまでは転職活動の始め方、そのさわりの部分について紹介しました。
次回以降の記事では、
- 転職活動、やるだけならタダ!
- 実際に受かるまでにどのくらい数の企業に応募するの?
- 働きながら転職活動ってできるの?それとも退職を上司に伝えてから取り組んだほうがいいの?
- 転職にあたっては転職エージェントは利用した方がいい?
- 勤務地はどんな風に選ぶの?
- 面接ではどんなことを聞かれるの?
- ネガティブな動機でもいいの
さたぼ
最後までご覧いただきありがとうございました!
次女