公務員から民間への転職をしてみて分かった!公務員のメリット2選

公務員のメリット

どうも、さたぼです!

このページを見られている皆さんは、

公務員を辞めたい、転職したいと考えられている方だと思います。

私は10年勤めていた公務員を最近になって退職し、

民間企業に転職しました。

その選択に後悔はありませんが、

転職してみて分かった公務員のメリットについて紹介したいと思います。

この記事では、

・今の公務員の仕事にどんなメリットがあるのか、中にいるとよく分からない。

・公務員から転職をしたいけど、ちゃんと今の環境のいいところも理解して転職を決めたい。

といった方々向けの記事になります。

ただし、私は公務員を辞めた人です。ただでメリットだけ話はしません!

どんな理屈だよ。

長女

メリットの裏側のデメリットも併せて説明したいと思います。

公務員のメリット1:クビになる心配がない

・このまま働いていると、公務員でしか通用しない人間になってしまう。

・公務員でしか働けない体になってしまう。

公務員の仕事を続けていると、上のような不安に襲われることがあると思います。

私も、一番の理由ではないですが、転職した理由の1つにこれがあります。

確かに、公務員として働いていると、

・職場がコロコロ変わる

・部署によってやることが違う

・専門的なスキルが育ちにくい

といったデメリットがあります。

社会に通用しなくなった自分が、もし野に放り出されたら

食うに食えず路頭に迷ってしまうと恐怖を感じるかもしれません。

でも、心配はいりません。

公務員として働くうえで自分のスキルに自信なんて必要ない

民間企業であれば、企業の倒産リスクやクビになるリスクがあり、

その不安を払しょくするために、自分の資産価値を身に着けることは必須でしょう。

民間と公務員では従業員の必死さが違います。

「もし自分が使えない奴だと認識されたら。ここにいられなくなるかもしれない。」

だからこそ、問題を指摘されれば、なんとかして必死に改善しようとします。

ですが、公務員であれば、

「成果がでなくてもクビになることはない。適当にやろう。」

と考える層が一定数います。

これは公務員が

・犯罪を犯さない限り、クビになることはない。

・使えない奴と思われても、そんな人でもやっていける職場に異動させられるだけ。

だからです。

もし、

・公務員でしか通用できない

・私には社会的な資産価値がほとんどない

・社会に出ても働けないことが怖い。

という理由が公務員を辞めたい一番の理由であるならば、心配はいりません。

公務員ならスキルがなくても退職までしっかり働けます。

転職してみて、これって改めてスゴイことだなぁ、と感じました。

公務員のメリット1の裏側(デメリット):ダメな職員が量産される

メリットがあれば、その裏にデメリットが潜んでいます。

公務員は身分が保証されています。

また、世の中には公務員が楽だというイメージがあります。

(実際には市町村によるとは言え、全く暇ではないですが……)

そのため、仕事で楽したい人、将来を安泰に過ごしたい人が集まってきます。

そういった人たちの一部が、まともに働かず、その分の仕事が周りに還元される悲しい構造ができあがります。

それって自分の仕事じゃないんでしょ。じゃあやらなくていいじゃん!

長女

さたぼ

ところがそうもいかないんだよなぁ。

できない人の仕事が、「自分の仕事」としてあなたに割り振られてくるためです。

上司にとっては、やらない人に仕事を指示して後始末をさせられるより、ちゃんやってくれる人に仕事を指示した方が楽だからです。

働かない職員を放置して他にしんどい仕事をさせる上司は問題にならないの?

長女

さたぼ

上司にそれを頑張るメリットがあんまりないんだよねぇ。

上司にが、上記のような考えに至るのは以下の理由です。

・上司も職場は3年程度で異動になる(一般職員より短い)。

・働くことに危機感を持たないダメ職員を教育するのはかなりしんどい。

・上司にとってもクビにならないことは同じ

じゃあ、泣き寝入りするか転職するしかないのかしら。

長女

さたぼ

そんなことは無いです。あなたも当事者の一人なのですから。

このデメリットに苦しんでいる人は、職場や人事と交渉をするべきです。職場とあなたは対等なのですから。

公務員でしか働けない体になってしまったから、なんとか働かせてもらうために雇い主のご機嫌をとろう、なんて考えなくていいんです。

特に公務員は、クビにされる心配がない分、民間よりもずっと交渉しやすいはずです。

残念ながら、最もこの権利を行使しているのは、働かない公務員です。

あなたが望んでいないにも関わらず、周りより多くの仕事量を与えられているのであれば、

その理不尽を訴え、自分の環境を変えましょう。

私も、最初の職場で明らかに周りよりずっと多くの仕事を与えられ、理不尽な環境になっていましたが、

WORD文書に思いをぶちこんでメールで上司に理不尽を訴え、仕事を減らしてもらいました。

公務員のメリットその2:退職金が高い

国家公務員の平均退職金は以下のとおりです

平成30年度:35年の勤続年数で2301万円

※引用元は以下。
e-Stat『国家公務員退職手当実態調査:(平成30年度)退職手当の支給状況』

これは、民間の平均に比べて100万円強高い金額になります。

あれ、そんなに大きく変わるわけじゃなくない?

長女

さたぼ

民間には、退職金制度を取り入れていない企業も一定数あるんよ。

上の比較は、あくまで退職金のある民間企業平均と比較したものです。私の転職先も、退職金制度のない企業です。

具体的にどのくらいの企業が退職金制度を導入しているかというと、

平成30年時点で民間企業で退職金を支給しているのは80.5%

※引用元は以下。

厚生労働省『平成30年就労条件総合調査 結果の概況:退職給付(一時金・年金)の支給実態』

しかも年々減少傾向です。

公務員として勤め続ければ、老後の2000万問題も、退職金で即座に解消できることになります。

そうなれば老後を考えて貯金を行うということをあまり意識する必要がなくなります(資産運用はした方がいいですが。)。

もし、公務員の仕事が忙しくないのであれば、余暇は好きなことや、やりたいことにつぎ込み、

退職後は退職金と年金で安心して暮らすことができます。

私は10年強市役所に勤めましたが、それでも270万ほどの退職金の支給がありました。

退職金は勤続年数が長ければ長いほど加速度的に増えていきます。

自分の生活を保障することを重視する人にとっては、かなりの好条件だと思います。

公務員のメリット2の裏側(デメリット):雇用保険がない

これは、どちらかというと転職する我々にとってのデメリットなのですが、

公務員には雇用保険がありません。

犯罪を犯さない限りクビにならない。退職金が保証されている。

そういった事情からかもしれません。

そのため、退職して次の仕事が2か月(自己都合退職だと失業手当が3か月経過後から支給)以上決まらなければ、

失業手当をもらいながら過ごそう、なんてことはできません。

さたぼ

公務員からの転職者に厳しいです……。

今回の記事では、転職してみて分かった公務員のメリットについて紹介しました。

正直、メリット1は分かりきった話のように聞こえるかもしれませんが、退職して本当に実感しました。

公務員がヌルい職場だと思われているのは、これが理由なんだろうなぁと思います。

この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

公務員からの転職については、より詳細な記事をどんどん上げていこうと思いますので、よければ今後もお付き合いください。

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